当園では、屋久島ウコンを土作りから打錠まで管理しています。
このページは、土作りから打錠までをご紹介します。
製造工程
土作り
水はけのよい土地にこだわり、栄養たっぷりの畑を作るためには土作りが肝心です。ウコンは連作が出来ません。
そのため、一度収穫した畑は、緑肥を育て、貝の化石肥料と自社独自の肥料をまき、耕しながら2年から3年かけて栄養たっぷりの土壌に戻していきます。
種植え
畑の状態に合わせて植え方を決めます。畝の真ん中に50cm間隔でウコンを置き土をかぶせていく畑、また、マルチをかぶせ、一つひとつ手作業で穴をあけ種になるウコンを埋めていく畑とあります。
マルチをかぶせることにより、草が生えにくく、芽が出やすくなるようにしています。
芽が出て~花が咲く
植え付けから1ヶ月ほどで新芽が出始め、その後3週間程すると春ウコン・紫ウコンの花が咲き始めます。また、8月頃になるとクスリウコンの花が咲き始めます。
春ウコンはピンク色の花、紫ウコンは赤紫色の花が咲き、クスリウコンは真っ白な花が咲きます。
大きくなる~枯れる
植え付けから2ヶ月ほどの時期からぐんぐん大きくなり始めます。雑草を取り除く作業もしながら、栄養がウコンに集中するよう心がけています。
夏の時期に大きくなったウコンはまだまだ成長を続け、寒くなると、栄養を根茎に集めようと、葉が枯れていきます。枯れ果てたような寂しい雰囲気になると、収穫の時期となります。
収穫
掘り起こし機でウコンを起こしてから、一つずつ手作業で土を落とします。ひとかたまりが1キロから2キロ程あり、土を落としながら親いもと子を分けます。
その後、また一つひとつ手作業でひげ根をとり、製造しやすいように加工していきます。
製造
ひげ根を取ったウコンを、洗浄します。洗浄・除菌するので安心安全です。このとき、状態の悪いウコンは取り除かれ、選別したウコンをスライサーでカットし、60度に設定した乾燥機で7.5時間かけて乾燥させます。
また乾燥と同時に熱処理を行うことによって、殺菌処理の効果があります。
粉を挽く
粉末を挽く作業は、晴れた日にしています。乾燥しチップ状になったウコンを粉砕機にかけ、微粉末にします。その後ふるい機にかけ、さらに細かくこしていきます。
使う分ずつ挽くことにより、より新鮮な製品をお届けしたいと考えています。
製粒
粉・セルロースを混合しながら、霧吹きで水をかけていきます。ある程度、どしっとした状態になったところを、ふるい機でこし、遠赤外線にかけ、ゆっくり流しながら乾燥させます。
その後、整粒機にかけます。粉そのままでは粒にならない為、造粒という技術で打錠しやすいようにしています。
打錠
造粒した粉末を整粒機にかけ、粉の大きさをそろえて、打錠機にかけます。
結晶セルロースを最小限に抑えておりますが、1tの圧力で打錠するため、しっかりとした粒が出来上がります。
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